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忍たま乱太郎の5年生コンビを中心に取り扱った同人ブログです。最近は雷蔵がアイドル状態。 女性向け表現がありますので注意してください。
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「あ、イモムシ。」

雷蔵の指差した葉っぱの上には、イモムシというか、アゲハの幼虫がちょこんと乗っていた。
雷蔵がうれしそうに、近寄ってとろうとしたから、私は止めた。

「雷蔵、だめだ。そいつは角を出して、身を守ろうとするから、お前の手が汚れてしまうよ。」

きょとんとした雷蔵は、次には「そんなことわかっているよ。」と苦笑して、それでもとろうとするので、溜め息をついた。
どうなってもしらないぞと。

「わ、やっぱりこいつ角出したァ~。」

「ほら、言わんこっちゃない。」

きゃぁきゃぁ可愛く騒ぐ雷蔵と角を出した幼虫。
ふと気になった。

「雷蔵・・・・。」

「何?」

「お前も角を出すか?」

お前も私がお前に触れようとしたら、お前の中に踏み込もうとしたら、角を出すか?
我が身を守るために、私を拒むために。
マジマジときく三郎が何だか滑稽に見えて、雷蔵はおでこにつんっと指を立てた。

「何言ってるんだい、バカだなァ。そりゃ、あんまり仲良くない子になら出すかもしれないけど、三郎と僕の仲じゃないか、出さないよ、そんなもん。」

雷蔵に拒まれやしないかというこの不安はいつも頭から消えることはなく。
それでも、その一言が、その笑顔が、確かに私の胸へ染みわたった。




もう一度雷蔵は幼虫に触れたが、もうそいつは角を出さなかった。

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拍手ありがとうございます!!
本当にいつも嬉しいです~vv私が拍手してもらっていいのだろうか・・・という思いが消えません。
えぇ、チキンです。コッコー。


返信で~す。

2:12の「マシュマロ~」の方様

ほげぇえぇぇっ!!(叫)好きだったなんて、もったいないお言葉です!
マシュマロは甘さと青春の青さを取り入れたくて、現代版の高校生(ぐらい?)の鉢雷で書いてますvv
普段の鉢雷じゃ、なんだか青春より、デキデキカップルになりますので笑
続きはまた今度、書けたらいいなと思います♪拍手本当にありがとうございました~vv

ここですみませんが、たくさんの拍手ありがとうございました!!
とても嬉しかったですvv次は愛憎ですね~・・・頑張ります!!

え~っと、これは前書いた「マシュマロ」の続きです~。
下のリンクとかがはってあるところの、さらに下らへんに、「ブログ内検索」って枠がありますから、そこから「マシュマロ」で検索したら、前の「マシュマロ」が出てくるとおもいます★☆(*´∀`)ノ

それではドウゾ☆★













「俺さァ、三郎が放課後堂々と校庭で女とキスしてンの見ちゃった。」

「そう、知ってる、僕も見たから。」

兵助が教えてくれたことは、(別に僕が教えてっていってるわけじゃないけど、皆がなぜかいつも教えてくれる)僕はそれをしっかり見ていたから知っていた。
そのときは、図書委員の仕事で、静かな図書室にこもって本を読んでいて、誰もいなくて僕が受付の仕事してることに意味はあるのだろうか、なんて思ってふと校庭側の窓を見ると、三郎が女の子とキスをしていた。

「そのあと、僕なんだか自己嫌悪になっちゃって・・・。」

「あ、同じ顔が、女とっかえひっかえしてることとか?」

「・・・そうだねぇ。」

本当は違う。
その女の子の位置に、自分がいたらなんて一瞬思ってしまったから。
正気に戻ったら、おえって吐き気がして、気持ち悪いって自分でも思ったけど、それでもキスする二人の姿をずっと見てしまった。

そうだよね、三郎もてるもん。
彼女いてもおかしくないよね。

兵助との会話はそれっきり、お互いに雑誌をペラペラめくって、カラになりかけた紙パックのジュースをズズッと音を鳴らして啜っていた。
この昼休み、いつもなら三郎がいるはずなのに、今日はいない。
きっと、彼女かなんかと、イチャイチャしながらご飯でも食べているのだろう、何だか面白くない。
心のもやもやは消えないまま。


タァンッ!

「あれ、雷蔵先輩が真ん中を外すなんて、めずらしいですね。」

「あ。あれ、うん・・・・。」

部活もあれから不調続きで、精神集中ができてないと、部長の長次から目で叱られてしまう。
弓道はいつも、心を静めて、澄んだ気持ちで弦を引かなければならないのに、今の雷蔵にはそれが全然出来ていなかった。
イライラして、どうしようもない気持ちが、止まらない。

「雷蔵。」

弓道部の木枠の窓から三郎がひょいと顔を出した。
三郎は運動は何でも出来るから、特定の部活には入っておらず、試合の助っ人や緊急に人数が必要になった部活などに顔を出しては、良い結果を残していた。
今日はサッカー部の試合前の練習に付きあわされているらしい。

「なんだ鉢屋、不破の邪魔をしにきたのか?」

仙蔵が雷蔵のかわりに、そこに近寄り、ギロリと鋭い目で睨んだ。
うっと三郎は一瞬ひるんだが、それでも雷蔵とせめて一目見、一言話したいあまりにねばった。

「あんただって、弓道部じゃないくせに・・・・・・。」

ちなみに仙蔵はフェンシング部の部長であり、エースであり、大会があるごとに優勝を総なめにしていた。

「やかましい、私のことはいい。不破は少し不調なんだ、お前にかまっていられる暇はない。」

それを聞いた途端、三郎は仙蔵の立ちはだかって見えない後ろのほうを、ピヨピヨと首を左右に動かしながら心配げに雷蔵を見つけ、遠くながらも話しかけた。

「どうした雷蔵、具合悪いのか、無理するな、こんなつまらん部活休んで俺と一緒に帰ろう。」

「・・・・・。」

雷蔵には三郎の姿が目にしっかりと映っていたが、ふいっと顔を背けて、また弓をしならせ、弦を引く。
いつもはここから呼んだら、困った笑顔をしながらきてくれて、少し、本当に少しの間だけど、くすくす互いに笑って話したのに、初めて雷蔵にそんな態度をとられて、三郎は頭をガンッと殴られたようなショックを受けた。

「ほらほら、散った散った。不破も話したくないとさ。」

仙蔵が掌をひらひらと動かしながら、三郎の傷をえぐるようなことを言って三郎を追い払った。
三郎が去った後、雷蔵から放たれた矢は、タァンッと先ほどより真ん中を外れて当たった。



赤色に染まった雲をまとい、西へ太陽が沈んで行く頃、校門には雷蔵と同じ背丈、髪型、顔の男がいた。
少し待ちくたびれて、チロリと乾いた視線を雷蔵に送る。

「雷蔵。」

「待っていたの、先に帰っていてってメールしたじゃないか。」

「待ってるって、ちゃんとメール返したろ。」

「・・・・・・・。」

雷蔵は部活が終わって、わざと遅くなるようにしていた。
当番じゃない、日誌書きも、鍵閉めも、今日は自分が書きたいから、自分が最後になるからといって、後輩から先輩から変わってもらっていたのである。
それは三郎と一緒に帰りたくないがための時間稼ぎであった。

「雷蔵、俺ずっと待ってたんだけど。」

「・・・・・・彼女と帰っちゃえばよかったじゃん。」

「なっ?」

三郎が何を言うんだといわんばかりの顔をして、すたすたと歩いていく雷蔵の後を、自転車を手で押しながら追う。
雷蔵も自分で、何を言っているのだろうと思い直して、どうしようもないことじゃないかと自分に言い聞かす。
ピタッと立ち止まって、すうっと深呼吸をして、くるりと三郎のほうに向き直った。

「ごめんね三郎、ずっと待っててくれたのに・・・ごめん、ホント、僕最近イライラしてて・・・・・・。」

「雷蔵・・・大丈夫か?」

「うん・・・三郎、コンビニ行こう、付き合って。」

ニッコリ笑ってそういうと、三郎も笑い返して、雷蔵を三郎の自転車の後ろに乗せてくれる。
雷蔵はこの場所が好きだった。
三郎の背中に手をのせて、流れていく町並みや、顔をきっていく風が心地よかった。
しかし、きっとここはもうすぐ別の誰かのものになるのだろう。
そう、三郎の大事な人の場所・・・・。


適当に雑誌と飲み物を手にとって、本当にほしかった物を捜す。

「あ、あった。」

がさりとノーマルなものを2~3袋まとめてとって、やっぱりイチゴやオレンジも捨てがたいと悩んでいたら、三郎が呆れ顔でこっちを覗いてきた。

「何悩んでるんだ、またー・・・ん?マシュマロほしいのか?」

「うん、食べたくなっちゃって。ほら、三郎、前僕にキスの感触~とか言って食べさせようとしたじゃない?覚えてる?」

「ぅ、あ、あれね。」

えぇ、忘れるものですか。
あの可愛い雷蔵を。
屋上で、青空をバックに、風に髪を撫でられながら、そっとマシュマロに口付けていた雷蔵を。
あのあと、胸が張り裂けそうなほど、切なくときめいたっけ。
でも、待てよ?食べたくなった?
食べたくなった=キスしたくなった?

「・・・雷蔵、キス、したくなったのか?」

マジマジと、それでもどこか無表情で三郎が雷蔵に尋ねた。
それをパチクリとした目をして聞いた雷蔵は、次の瞬間にはふっと笑って、

「さぁ、どうだろうね?」

と首をかしげながら答えた。
三郎は知っている、そんなあいまいな答え方をする時の雷蔵は図星だってことを。

(また、俺の胸張り裂けそうだぜ、雷蔵・・・・。)

優しい笑顔の雷蔵がさらに、三郎の本日二度目のショックを大きくするようだった。


こんなにずっと一緒にいるのに、分かりあえずでズルズルで。
相手のこと、こんなに大好きなのに、ねぇ早く、気づいて。



たくさんの拍手ありがとうございます!!!
過去最高の拍手記録になりました・・・・ハワワ(゚Д゚;)
なんだか私が書いた文なんかに、こんなに拍手していただけるなんて、もったいないような気がしてなりません。
けれども、とてもとても嬉しく思っています!!本当にいつもありがとうございます!!!!


返信で~す

内海ほゆさん

うわわわわ・・・・っなんだかすみませんっ!!(意味もなく謝ってしまう小心者です・・・。)
やっとうちの鉢雷もくっついて、私自身もスッキリしました・・・!!
私も、無理矢理系好きですが(オイ)、やっぱりこの二人はお互いのこと大好き~って形が一番ですね♪(人'v`)
できてからの鉢雷は、さらに三郎のストーカー&変態&犬っぷりが発揮されると思いますっvv
雷蔵も少し小悪魔ちゃんになり気味vvvカワイイ小悪魔ちゃんに三郎は常にメロメロです笑。
兵助、いいやつですよ、本当に・・・三郎のイジメにも負けず、雷蔵を思いやり・・・豆腐万歳です!!
拍手のオマケ会話にまでコメくださって、本当にもう感涙です・・・!!
いついつまでも、この五年生トリオは仲良しでトライアングルです笑
拍手本当にありがとうございました~vvこれからも頑張りますvv
ほゆさんも頑張って下さい~嫌なぐらい応援しまくってますvvv
「三郎、起きて、もぅ、起きてってば・・・」

朝日が眩しく私に降りそそいで、その輝く光の中から優しく甘い声で呼ぶのは私の大事な人。

「雷蔵・・・もぅ朝か・・・?」

本当はもうしっかり目が覚めているのだが、可愛い雷蔵を少し困らせようと、わざとまだ眠たそうに振舞った。

「そうだよ、三郎ったら、寝ぼすけさん。もうご飯できちゃってるんだから。」

「あぁ、すまな・・・いぃ?!」

「どうしたの三郎?」

それはこっちの台詞だ雷蔵、なんだその可愛い格好は。
女物の着物に身を包み、しかし着物の前はあき気味できれいな鎖骨の線がくっきりとみえる。
三郎?などといいながら私の顔を窺ってこようと、かがむものだから余計に見えて、その先の桃色をしたむしゃぶりつきたくなるような突起まで見えそうになる。

くそっそれは反則だ雷蔵!!いきなりなんでそんなことをしてるんだ!!
大体ココは・・・・

「ここは・・・学園じゃないな?」

「今さら何言ってるの三郎ったら。もうとっくに僕らは卒業したでしょ?」

雷蔵は寝ぼけているの~?なんて可愛い笑顔で私の額をついてくる。
くそぅぅっっ!!!可愛いっ!!可愛い過ぎる!!
雷蔵が寝ている私を起こす、しかも既に朝飯までつくってあって、食欲をそそるような味噌汁と焼き魚と炊き立ての飯の匂いが漂ってくる。

「私達、卒業しても一緒なのか?何で雷蔵がそんな格好で、飯をつくって、私を起こして・・・。」

「な、何いってるの三郎、本当に大丈夫?・・・三郎、言った、じゃない・・・卒業して、また会えるよね、会おうねっていって別れていこうとした僕の腕をつかんで・・・け・・・結婚してくれって・・・・。」

「なっっ!!」

何ぃぃぃ!!!
卒業する時私はそんなことを雷蔵にのたまったのか!!
バカッバカッ私のバカヤロウ!!
もし、そのとき「やだ、気持ち悪い三郎、今まで僕のことをそんな目で見ていたの?最低!!もう会わないから!!」なんていわれて、頬を叩かれて別れていってしまったら、これからの人生はないんだぞ?!

いや、落ち着け、ネガティブになるな、今を見ろ。
目の前には照れている雷蔵がいるわけで・・・ってことはつまり、私の決死のプロポーズは成功している?!

「じゃぁ私達は・・・夫婦?」

「っばかぁ、今さら何言わすのさ・・・。」

私の寝ていた布団でポスポス私の頭を叩いてくる雷蔵、照れて真っ赤になっている雷蔵、私の雷蔵、雷蔵雷蔵雷蔵―・・・


「辛抱たまらん!!!」

がばぁっ!!!

「あっ、こ・・こらぁ三郎っ・・・ひぁっ!」

くあぁあぁあぁ!!
抱きしめた柔らかい雷蔵の肌にくらくらする。
雷蔵の茶けたふわふわの髪をといて、首筋に顔を埋めるとピクンピクンと身体が反応する。
朝っぱらから、私を誘いまくってっ・・・いけない私の女房めぇっ!!!

「さぶろ、さぶろぉってばぁ・・・!あっご飯が冷めちゃ・・・・やっ!!」

「いぃ、今はこっちが食べたい・・・可愛い、おいしい雷蔵・・・・。」

ダメェ・・・と言いつつ、つっぱねてくるその抵抗の腕は、あってないようなもので、夫婦になるとこんな朝からの触れ合いさえ許されてしまうのかと思うと、今までの学園生活は地獄同然だったんだと思う。

プルンと赤く熟れた唇をついばみ、己の唇で包んで、舌を差し込むと、慣れていないといわんばかりに雷蔵がもがく。
離すと、必死に酸素を取り込もうと色っぽく喘ぐものだから、もう私のものは完全に戦闘態勢に入っている。

「雷蔵、今から・・・いぃ?ダメって言ってもするけど・・・。」

雷蔵にそう苦笑気味に問いかけ、それを証明するように雷蔵の手をとり、イケナイ部分に押し付けると、雷蔵が一気に赤面して、バッと手を離し、顔を両手で覆ってしまった。

「雷蔵・・・?」

「し、知らないっ!三郎ってば・・・・っ本当にもぅ・・・っ!」

「可愛い顔見せて、雷蔵、お願いだ。」

「やっ・・・」

そっと雷蔵の両手を顔からどかすと、そこには目を潤ませて、頬を朱に染め、私に早く、早く欲しい・・・と淫らにおねだりする雷蔵がいた。
ブツン。
理性の糸が切れる音が盛大に頭の中で響いた途端、雷蔵を布団の中に引きずりこんだ。

「雷蔵っ・・・好きだ、愛してる・・・!!」

雷蔵の内ももの心地よいこと!!撫でまわして、舐めまわして、吸い付きたい。

「ひぁぁんっ三郎・・・っ僕も、だよっ・・・・あんっ!!」

こんな最高の言葉、行為で一日を始められる私はなんてっ、なんて幸せ者なんだろうっ―・・・!!!




――カーンッカーンッカーンッ!!!




「いい夢見られましたか、鉢屋先輩。委員会もう終わりましたから。」

「庄左ヱ門・・・・。」

「よだれ、垂れてますよ、ほら起きて。」

三郎は庄左ヱ門に両腕をひっぱられながら、上体を起こしてボーッとして、さっきの夢を思い出した瞬間、うずくまって悶絶した。

「うぉぉうっ!!庄左ヱ門のばかぁ!!なんでっなんで雷蔵じゃないんだぁ!!!」

「本当に失礼ですね鉢屋先輩。どんな夢見たんですか。」

冷静に三郎の夢を聞きながら、だんだんと表情がうんざりしてきた庄左ヱ門は、顔に『聞かなきゃよかった。』とでかでかと書いて溜息をついた。

そして三郎のキメ台詞は

「夫婦ってさ、超おいしいよな。正夢になるかな?」

だったが、庄左ヱ門のキメ台詞は

「夢って人に話しちゃうと、絶対正夢にならないそうですよ。」

だった。
それを聞いて、三郎が泣きながら「庄左ヱ門のバァカァアァ!!!」と畳中を転げまわったのは言うまでもない。


終わり☆★

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