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忍たま乱太郎の5年生コンビを中心に取り扱った同人ブログです。最近は雷蔵がアイドル状態。 女性向け表現がありますので注意してください。
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何も更新していないのに、いつも拍手ありがとうございます!!
っていうか、明日からグッバイ★福岡なんですが、
二週間もネット禁って何よっキィッ!←

まぁ、デンジャラスドライバーになって帰ってくると思います。(*´∀`*)
嘘です。
私昔から自転車にしろ、何にしろ、スピード出すの好きで、
派手に転んで怪我をするのが定番なんですが、車となりゃ、自分一人死ぬのはいいけど、
最悪誰か轢いたり、道連れにしちゃったりするから、真面目に受けてきます。

鉢雷結局一つも更新していないじゃない…!!!

GOMEN…自分じゃアンソロ書いてるから、
もう鉢雷やりまくってる気持ちになっちゃってて…←
ノートパソコン持って行けたら、向こうでも鉢雷書けるのにな…
ノートパソコンなんて持ってないけどね…笑

てーかこんなにダメダメなサイトはサーチ抜けて正解だったなと
つくづく思う今日この頃なのです。
サーチもしばらく行っていない。
今どんな鉢雷の新星が現れてるんだよっ…!!

まぁ、じゃぁちょっとおばあちゃんの話聞いてよ。
鉢屋三郎についてなんだけどさ。

私の中の鉢屋三郎っていうのは、完璧主義者に近いというか、そのまんまというか。
故に他人にも厳しいし、自分にも厳しいのです。
そして、自分は他人から、さらに自分自身でさえ「鉢屋三郎はこうであらねばならない。」っていう
「must」レッテルを貼られて(貼って)いるものだから、その心労や半端ではないのでしょう。
日常でも気の抜けるところはなくて、雷蔵の傍にいる時でさえ、雷蔵にいかに自分が完璧で
素晴らしい人間かということをアピールしたくて、そこら辺は惚れた弱みといいますか、
雷蔵が愛しくも恐ろしかったのです。
人情というものは、いつどんな時変わるものか分からない。
また、変わると言ったら180度、ガラリと反対の意味に変わることもよくある話で、
今は雷蔵が笑っていてくれても、いつ自分に唾を吐きかけて蔑むかわからないのです。

雷蔵に愛を囁くと、かわされることがほとんどですが、素直に受け止めてもらえた時の幸福といったら、
目の前が涙でかすんで見えなくなるほどで、鼓動がまるで狂った時計のように速くなって、
心の底から生きてて良かった、と思えるのに。

この時鉢屋三郎は、自分の魅力というものにある意味無頓着であるのです。
雷蔵がどんな風であるから、自分の傍に在ってくれるのか、理由は何だ、ということに。
誠のことに気づかぬまま、前で言った自分のレッテルで勝手にがんじがらめになります。
ただひたすらに怯えていました。
『心変わり』という言葉に。
ろくに雷蔵の心理も知らないくせに。

しかしその怯えという感情を、決して表には出しません。
厚い仮面で、濃い化粧で、必死に自分の表情を隠して、気丈にふるまうのです。
だって、鉢屋三郎はそうでなくてはならないのだから。

賢く、要領よく、的を射るような人間性、天才、全体のまとめ役、司令塔、参謀。

えぇ、えぇ、鉢屋三郎を讃えるような、この全ての言葉に欠片も不満はありませんでした。
だって、雷蔵だってそう言って自分をほめてくれるのですから。
(雷蔵がこの言葉達を使わずに、むしろ自分に興味さえ持ってくれなければ、
これらの言葉は何の意味も持たないのです。)

今にも自分はパンクしそうなのに、苦しくて、胸が張り裂けてしまいそうなのに。
本当の自分をさらけ出せば、その苦しみから逃れられるだろうに。
しかし、そんなことできません。

だって、本当の自分を知って、雷蔵が離れていってしまったら!!!

恐ろしくてたまらない。
何故ここまで、雷蔵に骨抜きにされてしまったのだろうと、自分を、雷蔵を怨んだ時期もありました。
愛憎という言葉は本当によくできていて、裏表の何とも不安定で危うい関係なのでした。
また、人を愛するという気持ちも、理屈では説明できないことも知りました。

自分という形を保っていられない、黒い何かとドロドロに溶けあって、そのまま消えてしまいそうでした。

そんな時雷蔵がやっと口を開きます。
「お前とこんなに近くにいるのに、お前がまったく見えない。触れない。
お前は、僕の顔だけで、姿だけで、それだけで、僕と繋がっていたつもりなのか。」と。

三郎はハッとしました。
まるで、雷蔵が己を求めてくれているような言葉に、胸はグゥッと縮まる思いでしたが、
それ以上に、頭の中に直接麻薬を注がれたような、どこかふわふわと心地いい感覚でもありました。

雷蔵は続けます。
「お前が、どんな高みを目指しているかはわからない。地の果てにある理想か、お天道様の上にある理想か、
そんなものは僕にはわからない。だけど、お前がそれを理由に苦しんでいるとするなら、
それを達成できずに、また、そうあるための過程に苦しんでいるとするなら、僕はお前を理解できない。
そんなくだらないものは捨ててしまえ。それはしょせん、理想であって、お前自身ではないのだから。
僕はお前自身を知りたかった。お前が僕を愛すると言う度に、それはお前の本心かわからなかった。
だから、僕ははっきりとした答えも返せぬまま、お前を見つめ続けることにした。
そうすることしか、できなかったのだから。お前が自ら僕に姿を現すまで、僕は待つしかなかったのだから。」

三郎の瞳は、いつの間にか涙で溢れていました。
雷蔵の口調は淡々としたものでしたが、言葉のひとつひとつに、『寂しかった。』と震えた感情が
滲み見えていたからです。
がんじがらめの自分を見て、雷蔵も苦しみ、悲しんでいたのでした。

雷蔵の気持ちに気づかないまま、自分だけ悶え続けて、それをごまかして。
まさに鉢屋三郎は道化でした。
顔もなければ、姿もない、本質も中身も何もない自分を、愛せと言うほうが無理なのに。

それでも三郎の不安は拭いきれませんでした。
幾年にも渡って自分を蝕み続けた思考がそうそう消えるものではありません。

「私、怖い。雷蔵、君を失うことが、怖い、怖いんだ。君がいなくなったら、私、生きていかれない。」

赤子のように雷蔵に縋りついて、三郎は泣きました。
雷蔵は三郎をなだめるように、しかしはっきり言いました。

「お前がその殻から出てきたとき、殻の中から見続けた世界とそれは違う世界を見るかもしれない。
殻の隙間から覗いていた世界は、何と視界の悪く、薄暗いことだっただろう。
そこから眺めていた僕はどんなだった?髪の色は?肌の色は?目つきは?口癖は?
そこから出てくれば、色んなことを知るだろう、色んな事に気づくだろう。
今までの知識とはまったく異なる事実にも出逢うだろう。
それは僕においても言えることだ、初めて、お前の本当の姿を見るのだから。
だから、三郎。出ておいで。何も怖くない。僕はここにいるのだから。」

菩薩のような雷蔵の微笑みに、三郎は声が枯れるまで泣きました。

おしまい!


っていうことを、インキュバス京介と並行して考えていたら、
今日という日はあっという間に終わっていましたとさ…。←



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