怪人語っちゃうぞーが現れた！

ってことで、語っちゃうぞ語っちゃうぞー。←


私は雷蔵が大好きなわけですが、三郎と雷蔵、どちらかが
消えてしまうとして、私は断然雷蔵に消えていただく。


えぇっあんた雷蔵すきって言ったじゃん！！と思われそうですが、
好きだからこそ、泣いて欲しくないんじゃい！！と言いたいです。
三郎はもうそれこそ泣くではすみそうにないですが、雷蔵だって
ずっと傷引きずって歩いていくんだと思います人生。

そうなるぐらいなら、三郎にヤンデレになるぐらい頑張ってもらおうではありませんか。
（消えるって、死ぬってことじゃなくて、姿が掻き消えてしまう、行方知れずになる、ということですよ。）
私の雷蔵、雷蔵、雷蔵。ってずっと呟き続けるぐらい、
その言葉しかもう話せなくなるぐらい、雷蔵を求めてこの世を歩き回って欲しい。

会う人会う人に『私と同じ顔を知りませんか、本当の顔、大切だった顔を。』と
聞いて回る三郎を考えるだけで、うっ、胸が…っ痛いっ！←バカ

雷蔵を探して旅を続ける間、三郎はいろんな事を知っていきます。
色んな人に出会って、それでもこの世はやはり、雷蔵とともにいないと
崩れてしまう、と夜は孤独に耐えつつ泣いて欲しい。
それを考えるだけでうっ…っ←


脚がボロボロになって、もう歩けない、探せない、となったとき。
三郎は足を切り落としてしまおう、と刀を抜きます。
どうせ雷蔵を探せぬくだらぬ脚なら、ぶらぶらとくっついているだけの脚なら
いらない、邪魔だと思うのです。

でも、脳裏で『三郎の足の形は綺麗だね、しなやかな筋肉で覆われてて
僕はお前の脚が、羨ましいよ。』と笑う雷蔵がいるんです。
いつ言われたか、鮮明に思い出せるぐらい、愛しい笑顔で笑っている雷蔵に、
三郎は使えない脚を、切り落とすのを思いとどまります。
まぁ足の裏全部に出来た血豆が潰れて、化膿してグチグチになった状態でしたから、
清潔にすりゃぁ、元の通りの脚に戻れましたが、三郎は雷蔵を探していないと
その時間は、全く無意味な時間だと思う伏しが出来てしまっていて、
とにかく早く雷蔵を取り戻したかったのです。
脚に構っている暇などなかった。
それを考えるだけで（ｒｙ


雷蔵は見つからないまま、三郎はどこかで雷蔵は死んだのだ、と
思うようになりました。
だって、頬を流れていく風が、こんなにも優しく、脚を地に埋めていくような
海の波と砂が、こんなにも愛おしいだなんて、全てを愛した雷蔵が、
この世の全てに還って、溶け込んだのだとしか思えませんでした。

『雷蔵、わかったよ。世界はこんなにも愛しいものなのだね。
　私、私は今、君が見ていた景色を見ているよ、愛に満ちた世界を見ているよ。』

三郎は泣きながらそう空を仰いで言いました。
ザザザ、と耳には海の漣の音が、優しくこだましました。

『やっと、同じ視線に立てたのだね、三郎。愛しい三郎。』

その声は、確かに風に溶け込んで、三郎の鼓膜を震わせました。
振り向くと、探し続けて、焦がれ続けて、泣いて、求めて、あきらめたはずの
顔が、同じ顔が、雷蔵が立っていました。

そして二人は固く抱き合いました。
求め続けた人は、こんなにも近くにいたのに、孤独だと思うが故に
その姿が見えなくなってしまっていたのです。

『あぁ、もう離さない。失えない、雷蔵。愛しているよ。この世の全てのように。』

そういって三郎はワンワン泣きました。
雷蔵の望みは、この世の色を、三郎に知ってもらうことでした。
雷蔵の与えた苦しみや悲しみは、全て自分のためだったのだと思うと、
三郎は己自身さえ、愛しく思えるようになっていたのでした。



おしまいおしまい！！


いつのまにか物語調になっていた。←
まぁ結論は、『雷蔵は地上に降り立った天使だよ！』ってことで。（ヒデェ

それぐらい、雷蔵が好きだ。
（あれ？めっちゃ話逸れてる…？）