忍たま乱太郎の5年生コンビを中心に取り扱った同人ブログです。最近は雷蔵がアイドル状態。
女性向け表現がありますので注意してください。
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「可愛いね一年生は。」
「見て三郎、何てきれいな景色だろう。」
「全てのものはこんなにも頑張って生きているんだね。」
雷蔵の見せる美しい慈悲に溢れた笑みを見ると、私はときどき胸が締め付けられる思いになる。
雷蔵は博愛主義者だ、全ての生けとし生ける者達を愛している。
そう、雷蔵の瞳に映るのは私だけではないのだ。
私は雷蔵を愛している。
出会ったその瞬間からずっと。
本来私は雷蔵のような人間は軽蔑して嫌いだったのだが、雷蔵だけは例外だった。
雷蔵は私を愛してくれている。
それは解っている、でもそれは『人』『親友』としての愛であって、『性』を垣間見せる愛ではないのだ。
私はずっと雷蔵と恋仲になりたいと思っていた。
瞳に私だけを映してほしい。
私だけに笑いかけてほしい。
雷蔵に「愛してる」といってほしい。
ひとりの男として、鉢屋三郎がすきなのだと。
でもそれは叶わない。
私以外の全てが滅ばない限り、私と雷蔵がこの世で二人にならない限り、その願いは叶えられることはない。
もしかすると、そうなってもなお、私と雷蔵は恋人にはなりえないのかもしれない。
なら、夢の中だけでも。
夢の中で好きといって。
私を抱きしめてはなさないでいて。
「見て三郎、何てきれいな景色だろう。」
「全てのものはこんなにも頑張って生きているんだね。」
雷蔵の見せる美しい慈悲に溢れた笑みを見ると、私はときどき胸が締め付けられる思いになる。
雷蔵は博愛主義者だ、全ての生けとし生ける者達を愛している。
そう、雷蔵の瞳に映るのは私だけではないのだ。
私は雷蔵を愛している。
出会ったその瞬間からずっと。
本来私は雷蔵のような人間は軽蔑して嫌いだったのだが、雷蔵だけは例外だった。
雷蔵は私を愛してくれている。
それは解っている、でもそれは『人』『親友』としての愛であって、『性』を垣間見せる愛ではないのだ。
私はずっと雷蔵と恋仲になりたいと思っていた。
瞳に私だけを映してほしい。
私だけに笑いかけてほしい。
雷蔵に「愛してる」といってほしい。
ひとりの男として、鉢屋三郎がすきなのだと。
でもそれは叶わない。
私以外の全てが滅ばない限り、私と雷蔵がこの世で二人にならない限り、その願いは叶えられることはない。
もしかすると、そうなってもなお、私と雷蔵は恋人にはなりえないのかもしれない。
なら、夢の中だけでも。
夢の中で好きといって。
私を抱きしめてはなさないでいて。
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「雷蔵知ってるか?」
ふと昼休み、屋上でランチをしていた雷蔵に三郎が話しかけた。
二人はいつも一緒で、昼休みに限らず、三郎は雷蔵に話しかけるのだが、何だか今回の話しかけ方は随分と真剣である。
「何、三郎?そんなに真面目に。らしくないなぁ。」
キョトンとして雷蔵が三郎に応えると、三郎は手に持っていたマシュマロの入った袋を突きつけて言い放った。
「キスの感触って、マシュマロと同じらしいぞ。」
「・・・・・・・・・」
またくだらんことを・・・。と言わんばかりの雷蔵の冷たい視線と沈黙が三郎に襲い掛かってきたが、それでも三郎は引くつもりはないらしく、
「本当だ!!雷蔵!!本当なんだって!!」
と食い下がってくる。
そんな三郎が何だかしゃくにさわり、雷蔵は食べかけのサンドイッチをまた食べ始めた。
雷蔵にとっては、何を今さら。と言った感じだ。
三郎は自分と違って、何度も彼女を作っている。
三郎はそのことを隠しきっていると思っているようだが、雷蔵だってただボォッとして学校生活を送っているわけではない。
委員会もあれば、部活だってあるし、ただでさえ有名人の三郎のことなどどこかしらの情報網にひっかかっているのだ。
(こんなに必死で・・・。バカみたい。)
「雷蔵~ほら~マシュマロだよ~マシュマロ~。」
「だから何?僕が今サンドイッチ食べてるのわかんないの??」
ちょっとキツめに言ってしまい、三郎がシュンとうなだれたのを見て、少しばかり胸がチクリとした。
だからと言って、自分から雰囲気を盛り上げるのもわずらわしい。
またしばらく沈黙が続いた。
「あ。」
沈黙を先に破ったのは三郎だった。
「悪い雷蔵、俺昼休みに先生に職員室来いっていわれてたんだ。ちょっと行ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。」
今度はさっきのキツさを少しでも消せたらとおもって、不自然なほどニッコリ笑ってしまった。
すると三郎が複雑な顔をしたが、「じゃぁ」と言って行ってしまった。
「・・・・ふぅ。」
僕なんて三郎にとったらからかいの対象ぐらいでしかないんだろうなぁ・・・。
僕は三郎のことちゃんと・・・考えたりしてるのに。
僕も彼女とか作っちゃえば、こんな気持ちにはならないのかな。
でも今僕は誰かをキスしたいと思うほど好きになれるだろうか・・・・。
思い当たるのはただ一人。
「・・・・バカ・・・・。」
三郎が置いていったマシュマロを一つ手にとって。
優しくふんわり唇に押し当てた。
そんな乙女チックな自分が何だか恥ずかしくなって、雷蔵はパクンとマシュマロを口の中に放り込んだ。
「・・・・そんな可愛いことされちゃ、俺出て行くタイミング無くしちゃうんですけど・・・・。」
職員室に行くというのは大嘘で、自分がいなくなった後の雷蔵の反応を見たかった三郎だが、こんな可愛いことをされてしまったんじゃ、出て行くにも出て行けないし、おちょくろうにもおちょくれない。
雷蔵の代わりになるかと思って付き合ってきた女は数知れずだが、どの女も俺を満足させてはくれなかったしな。
さっきだって、「職員室に行く。」っていったときのあの笑顔・・・・。
俺がいなくなって嬉しい~ってか。
・・・・・・その笑顔がとんでもなく可愛かったから許すけどな。
自分が傷つくのがこわくて、雷蔵に告白できないでいる意気地なしな俺。
でも一つ、そんな俺でも願っていいことがあるとすれば・・・・。
「そんなもんより、俺の唇つかってくれよ・・・・。」
誰を想像して、マシュマロに口付けしたかはわからないけど。
俺だったらいい、なんて思っている俺は、調子良すぎだよな、と自嘲した。
まだお互いの気持ちに気づいていない二人の午後。
甘いマシュマロの味と香りが広がる午後。
ふと昼休み、屋上でランチをしていた雷蔵に三郎が話しかけた。
二人はいつも一緒で、昼休みに限らず、三郎は雷蔵に話しかけるのだが、何だか今回の話しかけ方は随分と真剣である。
「何、三郎?そんなに真面目に。らしくないなぁ。」
キョトンとして雷蔵が三郎に応えると、三郎は手に持っていたマシュマロの入った袋を突きつけて言い放った。
「キスの感触って、マシュマロと同じらしいぞ。」
「・・・・・・・・・」
またくだらんことを・・・。と言わんばかりの雷蔵の冷たい視線と沈黙が三郎に襲い掛かってきたが、それでも三郎は引くつもりはないらしく、
「本当だ!!雷蔵!!本当なんだって!!」
と食い下がってくる。
そんな三郎が何だかしゃくにさわり、雷蔵は食べかけのサンドイッチをまた食べ始めた。
雷蔵にとっては、何を今さら。と言った感じだ。
三郎は自分と違って、何度も彼女を作っている。
三郎はそのことを隠しきっていると思っているようだが、雷蔵だってただボォッとして学校生活を送っているわけではない。
委員会もあれば、部活だってあるし、ただでさえ有名人の三郎のことなどどこかしらの情報網にひっかかっているのだ。
(こんなに必死で・・・。バカみたい。)
「雷蔵~ほら~マシュマロだよ~マシュマロ~。」
「だから何?僕が今サンドイッチ食べてるのわかんないの??」
ちょっとキツめに言ってしまい、三郎がシュンとうなだれたのを見て、少しばかり胸がチクリとした。
だからと言って、自分から雰囲気を盛り上げるのもわずらわしい。
またしばらく沈黙が続いた。
「あ。」
沈黙を先に破ったのは三郎だった。
「悪い雷蔵、俺昼休みに先生に職員室来いっていわれてたんだ。ちょっと行ってくるから。」
「うん。いってらっしゃい。」
今度はさっきのキツさを少しでも消せたらとおもって、不自然なほどニッコリ笑ってしまった。
すると三郎が複雑な顔をしたが、「じゃぁ」と言って行ってしまった。
「・・・・ふぅ。」
僕なんて三郎にとったらからかいの対象ぐらいでしかないんだろうなぁ・・・。
僕は三郎のことちゃんと・・・考えたりしてるのに。
僕も彼女とか作っちゃえば、こんな気持ちにはならないのかな。
でも今僕は誰かをキスしたいと思うほど好きになれるだろうか・・・・。
思い当たるのはただ一人。
「・・・・バカ・・・・。」
三郎が置いていったマシュマロを一つ手にとって。
優しくふんわり唇に押し当てた。
そんな乙女チックな自分が何だか恥ずかしくなって、雷蔵はパクンとマシュマロを口の中に放り込んだ。
「・・・・そんな可愛いことされちゃ、俺出て行くタイミング無くしちゃうんですけど・・・・。」
職員室に行くというのは大嘘で、自分がいなくなった後の雷蔵の反応を見たかった三郎だが、こんな可愛いことをされてしまったんじゃ、出て行くにも出て行けないし、おちょくろうにもおちょくれない。
雷蔵の代わりになるかと思って付き合ってきた女は数知れずだが、どの女も俺を満足させてはくれなかったしな。
さっきだって、「職員室に行く。」っていったときのあの笑顔・・・・。
俺がいなくなって嬉しい~ってか。
・・・・・・その笑顔がとんでもなく可愛かったから許すけどな。
自分が傷つくのがこわくて、雷蔵に告白できないでいる意気地なしな俺。
でも一つ、そんな俺でも願っていいことがあるとすれば・・・・。
「そんなもんより、俺の唇つかってくれよ・・・・。」
誰を想像して、マシュマロに口付けしたかはわからないけど。
俺だったらいい、なんて思っている俺は、調子良すぎだよな、と自嘲した。
まだお互いの気持ちに気づいていない二人の午後。
甘いマシュマロの味と香りが広がる午後。
「アツーーイ・・・」
忍たま長屋の5年生部屋からとろけるようなダルイ声が聞こえる。
時期は梅雨で、毎日ジメジメとした空気である。
今日は珍しく晴れたかと思えば、やはりその空気は変わらぬわけで。
だんだんと日をまして上がっていく温度も気に食わない。
(本にカビはえないといいけどぉ・・・。)
そう無意識に思っていしまうのは、さっきまで委員会の仕事をしていたからであろう。
「雷蔵そんなとこで寝てたら踏むぞー。」
「ヤダァ、ココがいいのー。ココが一番風通りがいいのにィー。」
だるそうな声を出していた本人こと雷蔵は、自分の机に向かって本を読むことが耐え切れなくなり、エエイッとばかりに入り口にコロンと転がって移動してきたのである。
一年の相手をして雷蔵の帰るまで暇つぶしをしていた三郎だが、一年のハチャメチャパワーに押され、少しばかり計算が狂ってしまっていた。
「今度はどんな本読んでるんだ?どれどれ。」
のしっと雷蔵の上に三郎が覆いかぶさってくる。
暑くて移動してきたのに、雷蔵にとって一番嫌な体勢だった。
(アツイぃ・・・・。
しかも三郎、何だか息荒いし・・・。何かしてきたのかな・・・・。
アッ、アッ、何かまた変に腰に足押し付けてきてぇ・・・・。三郎の足硬いなぁ・・・。)
暑さでトロンとした雷蔵の大きな瞳と頭巾をとったふわふわの髪に惹かれぬ変態が何処にいようか。
実際雷蔵の腰の位置に三郎の足などないのだが・・・・。
ハァハァと三郎の息が雷蔵の耳をくすぐるたびに、雷蔵はビクビクと肩を上げて反応する。
(た・・・たまらん。
食って良いのかこれは。食ってくださいってココで寝ッ転がって俺を待っていたのか雷蔵!!
なんて愛いヤツ!!ヤバイ、よだれが・・・。いかんいつものカッコイイ鉢屋三郎に戻るんだ俺!!!)
まだ告白もしてない、それでも雷蔵をガッツリ食べたい三郎をこんなにも食い止めるものはただ一つ。
雷蔵に、嫌われたく、な―――――い!!!!
という切なる思いだけだった。
雷蔵に嫌われては生きていけないと、案外自分のことを良く知っている鉢屋三郎14歳である。
それでも身体が密着していれば、男なら勃つもんは勃つし、髪をくんくんしてすりすりしてもふもふして、身体をべたべたとすりつけたくなるのは本能というものだと勝手に決め付けているのも変態・鉢屋三郎14歳である。
「もぉ三郎どいてよ。アツイよ。三郎が乗ったら僕がココに移動した意味無いじゃん。」
三郎を見上げた雷蔵は頬を桃色に染めて、軽く下唇を噛んでいた。
それがいけなかった。
ガバァッ!!と上の変態に襲いかかられそうになった。
「雷蔵!!!!」
「やっ!ちょっっちょっと!!サブロ・・・?!・・・ァンっ・・・もう!!怒るよ!!!」
バキィッッ!!!
それから長屋の廊下の柱にボコボコになった三郎が縛り付けられていたのを、5年の誰もが凝視できず、6年6人衆は笑い転げていたそうである。
忍たま長屋の5年生部屋からとろけるようなダルイ声が聞こえる。
時期は梅雨で、毎日ジメジメとした空気である。
今日は珍しく晴れたかと思えば、やはりその空気は変わらぬわけで。
だんだんと日をまして上がっていく温度も気に食わない。
(本にカビはえないといいけどぉ・・・。)
そう無意識に思っていしまうのは、さっきまで委員会の仕事をしていたからであろう。
「雷蔵そんなとこで寝てたら踏むぞー。」
「ヤダァ、ココがいいのー。ココが一番風通りがいいのにィー。」
だるそうな声を出していた本人こと雷蔵は、自分の机に向かって本を読むことが耐え切れなくなり、エエイッとばかりに入り口にコロンと転がって移動してきたのである。
一年の相手をして雷蔵の帰るまで暇つぶしをしていた三郎だが、一年のハチャメチャパワーに押され、少しばかり計算が狂ってしまっていた。
「今度はどんな本読んでるんだ?どれどれ。」
のしっと雷蔵の上に三郎が覆いかぶさってくる。
暑くて移動してきたのに、雷蔵にとって一番嫌な体勢だった。
(アツイぃ・・・・。
しかも三郎、何だか息荒いし・・・。何かしてきたのかな・・・・。
アッ、アッ、何かまた変に腰に足押し付けてきてぇ・・・・。三郎の足硬いなぁ・・・。)
暑さでトロンとした雷蔵の大きな瞳と頭巾をとったふわふわの髪に惹かれぬ変態が何処にいようか。
実際雷蔵の腰の位置に三郎の足などないのだが・・・・。
ハァハァと三郎の息が雷蔵の耳をくすぐるたびに、雷蔵はビクビクと肩を上げて反応する。
(た・・・たまらん。
食って良いのかこれは。食ってくださいってココで寝ッ転がって俺を待っていたのか雷蔵!!
なんて愛いヤツ!!ヤバイ、よだれが・・・。いかんいつものカッコイイ鉢屋三郎に戻るんだ俺!!!)
まだ告白もしてない、それでも雷蔵をガッツリ食べたい三郎をこんなにも食い止めるものはただ一つ。
雷蔵に、嫌われたく、な―――――い!!!!
という切なる思いだけだった。
雷蔵に嫌われては生きていけないと、案外自分のことを良く知っている鉢屋三郎14歳である。
それでも身体が密着していれば、男なら勃つもんは勃つし、髪をくんくんしてすりすりしてもふもふして、身体をべたべたとすりつけたくなるのは本能というものだと勝手に決め付けているのも変態・鉢屋三郎14歳である。
「もぉ三郎どいてよ。アツイよ。三郎が乗ったら僕がココに移動した意味無いじゃん。」
三郎を見上げた雷蔵は頬を桃色に染めて、軽く下唇を噛んでいた。
それがいけなかった。
ガバァッ!!と上の変態に襲いかかられそうになった。
「雷蔵!!!!」
「やっ!ちょっっちょっと!!サブロ・・・?!・・・ァンっ・・・もう!!怒るよ!!!」
バキィッッ!!!
それから長屋の廊下の柱にボコボコになった三郎が縛り付けられていたのを、5年の誰もが凝視できず、6年6人衆は笑い転げていたそうである。
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でもできるだけ閲覧者の方々には敬意をはらいたいと
思ってます。よろしくお願いしますvv
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